イイハナシダナー

　ある幼女の心温まる話をしてあげよう。

　あるラーメン屋の親父は滅多に笑わない無愛想な親父で、笑ったところを一回も見た事がないくらいだった。

　そんなある日、とある一家がそのラーメン屋に食べに行った。その一家の中に幼女がいて、皆でラーメンを食べていた。

　そして一家はラーメンを食べ終えた。しかし、幼女だけまだスープをすすって店を出ようとしない。見かねたお母さんが幼女に「早く行くよ」って声を掛けた。

　すると幼女は、
「こんなに美味しいラーメンを食べているのに、早く行くよなんて言わないでよ！」と一喝。




　親父を見ると、今まで微動だにしなかった顔面に小さな笑みを浮かべていた。





　イイハナシダナー

　ちなみにこれ、横浜行った時に伯母から聞いた実話です。まあこの幼女幼き頃の私だったけど。